Fire in Water
2025年|DCP|41分
脚本・監督:永田康祐 撮影:奥祐司 編集:永田康祐 奥祐司 英語字幕編集:佐藤朋子 製作:恵比寿映像祭2025コミッションプロジェクト委嘱作品[東京都写真美術館]
日本でも人気のクラフト・マッコリ。その一杯には、知られざる歴史が発酵している。韓国語で酒を意味する「スル」は、「水(ス)」と「火(プル)」に由来するという説がある。泡立つ発酵の様子が、まるで水の中に火が宿るように見えたからだ。永田はこの「水の中の火」というイメージから、日本統治下の朝鮮半島における稲作と酒造の歴史へと分け入っていく。食料増産と税収確保のために導入された技術や制度、米品種、日本式の麹や酵母──。発酵という現象をひとつのメディアとして、遺伝子や微生物、法制度といった目に見えない存在に今なお宿る植民地主義の残響を映し出す。
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清水知子
東京藝術大学教授/文化理論・メディア文化論
三浦哲哉
映画研究・評論
藤田周
料理の文化人類学
韓程善
高麗大学校 国際大学 教授
敬称略・順不同